◆委員(井上ノエミ君)
「まち歩きガイドマップ」についてですが、まち歩きのコースを見てみました。両国では、相撲は大事な観光のテーマです。そして、井筒部屋や出羽海部屋などの相撲部屋も幾つかあります。ぜひ、これらの相撲部屋の親方と相談して、両国エリアの紹介スポットに入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎産業観光部参事(中山誠君)
これまでも、両国地区につきましては、以前「ぶらり両国ツアー」などを開催した際に、相撲部屋をめぐるツアーを開催した経緯もございます。そのほか、まる得ブックですとか、さまざまな区のガイドブックにおきまして、相撲部屋の紹介もさせていただいているところでございます。今後も、マップの作成等におきましては、相撲部屋の紹介など、相撲協会と連携した取組みを進めてまいりたいと考えております。
◆委員(井上ノエミ君)
まち歩きイベントの開催についてお伺いします。
写真コンテストを計画していますが、余り魅力的なイベントではないと思います。もっと、全国的に話題になるイベントを開催するべきと思います。例えば、歩くことは健康に大変よい運動です。また日本人は健康意識が大変高いので、まち歩きイベントを健康増進の活路と考えてみれば、多くの人が参加すると思います。10月の体育の日にスカイツリーウォーキング大会を開催してはどうでしょうか。スカイツリーから両国、錦糸町そしてスカイツリーまでウォーキングする大会です。将来は、この大会を東京マラソンと同じような有名なウォーキング大会にできると思います。
「日本ウォーキング協会」という団体がありますから、そこと協力してはどうでしょうか。是非、検討してください。
◎産業観光部参事(中山誠君)
今、ご紹介がありましたとおり、ウォーキングによりまして健康増進にも結び付きますので、大変有意義なものであると考えております。これまでも、民間の団体がまち歩き、ウォーキングについての企画をしたり、あるいは鉄道会社が駅からいろいろ散策していただくということで、イベントを行ったりというようなものもございます。ご提案は、東京スカイツリーを拠点に、色々なところをめぐり歩くというものでございますけれども、今、ご紹介のありました団体をはじめ、いろいろな団体の声も聞きながら、連携できるものがあれば連携して取り組んでまいりたいと思いますので、検討させていただければと考えているところでございます。
◆委員(井上ノエミ君)
また、街歩きイベントの中に、外国人観光客を対象としたイベントを考えてみていただきたいと思います。夏休みには、外国から観光客がたくさんやってきます。英語、中国語、韓国語で街歩きイベントをやってみてはどうでしょうか。旅行会社と協力すれば、簡単に観光客を集めることはできると思いますが、いかがでしょうか。
◎産業観光部参事(中山誠君)
昨今、円安の傾向もありまして、海外からのお客様が最近また増えているという傾向がございます。外国人の観光客の方に、スカイツリーだけではなくて、区内のいろいろなところを回遊していただく、これが大変重要なことではないかと考えています。
今、ご提案がございましたけれども、昨年、産業振興の意味合いから、外国人の方にいろいろなところに回っていただくツアーを行ったことがございます。外国人の観光客を対象としたツアーにつきましては、まだスタートしたばかりという段階でございますので、今後も、今のご意見を参考にしながら、外国人観光客の方を対象としたイベントとして、どういうものができるか検討してまいりたいと考えております。
◆委員(井上ノエミ君)
区内循環バスは、大変多くの区民の方が利用していて、成功だと思います。ただ、観光客の利用が少ないです。今後は、観光客の利用を増やすようにしていただきたいと思います。また、外国人観光客にももっと利用してもらいたいと思います。バスの車内でモニターには英語、中国語、韓国語の案内がありますが、アナウンスは日本語だけです。ぜひ、英語のアナウンスを入れてもらいたいと思います。墨田区を国際観光都市にするためにも、ぜひお願いします。
また、今のアナウンスは、停留所の名前だけですが、簡単な観光場所の紹介も入れたほうがよいと思います。是非、検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎産業観光部参事(中山誠君)
区といたしましては、運行事業者である京成バスと協定を結んで、運行してもらうという位置付けになってございます。基本的に、運行事業者は京成バスでございます。現在は、バス停、住所の名称に合わせて、公共施設あるいは、民間企業の広告などをアナウンスしているのが実情でございます。バスの停留所間の所要時間との絡みもあったりするかと思いますが、運行事業者である京成バスが、英語のアナウンス、あるいは名所旧跡などの案内を取り入れていただければ、提案のあった方向に進むのかなと考えてございます。
したがいまして、今のご意見を運行事業者へ提案し、協議してまいりたいと考えております。
◆委員(井上ノエミ君)
南部ルートですが、両国駅からスカイツリーまでは、外国人観光客も多く利用すると思います。江戸東京博物館などで宣伝する必要があると思います。是非、効果的な宣伝方法を考えていただきたいと思います。何か、考えていることがあるのか、お伺いします。
◎産業観光部参事(中山誠君)
現在、区内循環バスのルートマップを、両国の駅前にあります両国観光案内所に置き、配布するなどして、PRには努めているところでございます。江戸東京博物館において、具体的なPR活動を行っているわけではありませんけれども、明日から両国地区で、回向院の出開帳に合わせて、たくさんのお客様がお見えになることを想定し、区で観光協会と連携して、街歩きマップを作成させていただいております。ここでは、両国地区をまち歩きしていただくにあたり、循環バスの停留所やルートを掲載することによりまして、たくさんのお客様に、是非とも循環バスの存在を知っていただき、利用していただければと考えております。
今後も、いろいろな手だてで、循環バスのルートについてのPRをしてまいりたいと考えております。